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AWS Weekly Roundup: AWS Builder Center、Amazon Q、Oracle Database@AWS など (2025 年 7 月 14 日)
ここ、英国にも夏がやってきました! でも私は夏がちょっと苦手です。多くの人とは違い、外出時に「輝かしい太陽」を浴びることにそれほど熱心ではありません。とはいえ、夏は換気の良い快適な部屋でくつろぐための最高の口実になりますし、コーディングや最新の AWS リリースのキュレーションに集中して、皆様にハイライトをお届けすることができます。
また、7 月 13 日は日中 AWS Developers Podcast のエピソードを録画していたので、暑さから逃れることができました。このエピソードでは、素晴らしい Sebastien Stormaq と Tiffany Souterre からゲーム開発についてインタビューを受けました。まだご覧になっていない場合は、ぜひご視聴ください。このポッドキャストのエピソードは、AWS はもちろんお客様やコミュニティメンバーからの興味深い教訓やインサイトが満載です。リラックスした会話の中で、ストーリーや専門知識が共有されています。
さて、7 月 7 日週にリリースされた新しいサービスや製品を発見する準備はできていますか? ハイライトをご紹介します。
AWS Builder Center
AWS ビルダーとコミュニティメンバーのための新しいホームができました! AWS Builder Center は、クラウドビルダーがつながり、知識を共有し、リソースにアクセスして AWS ジャーニーを強化できる、新しい場所です。このプラットフォームにより、ユーザーはシングル Builder ID サインインを使用して、コミュニティプログラムへの参加、トレンドトピックの発見、AWS Skill Builder コースへのアクセス、技術的な課題への参加などを行うことができます。
私が個人的に最も楽しみにしている機能の 1 つがウィッシュリストです。要望書を作成して AWS の製品やサービスを改善する方法を直接 AWS に伝えたり、自分やチームの役に立つと思われる独創的なアイデアを共有したりできるようになりました。また、既存の要望を閲覧して賛成票を投じ、優先すべきだと思う提案をサポートすることもできます。AWS チームはこのウィッシュリストに注意を払います。関心を集めている要望は、検討される可能性があります!
ニュースブログ投稿を読んで、最もエキサイティングな機能のいくつかを簡単に確認するか、AWS Builder Center にアクセスし探索してみましょう。
AI
AI の世界は、物事を行ったり生産性を高めたりするための新しくてエキサイティングな方法を提供することで、急速に変化し続け、私たちの世界を変え続けています。私が注目した先週のリリースを 2 つご紹介します。
- AWS マネジメントコンソールの Amazon Q チャットで AWS サービスデータのクエリが可能に – Amazon Q Developer は、S3、DynamoDB、CloudWatch などの AWS サービス全体に保存されているデータに対して、AWS コンソール、Slack、Microsoft Teams、AWS コンソールモバイルアプリケーションから直接自然言語クエリを実行できるようにすることで、機能を拡張します。この機能強化により、ユーザーは会話型インターフェースからサービスデータにアクセスして分析できるようになり、アクセス制御は IAM 許可を通じて管理されるため、クラウドの管理とトラブルシューティングが合理化されます。
- AI 支援トラブルシューティング用の Amazon CloudWatch サーバーと Application Signals MCP サーバー – AWS は、新しい 2 つのモデルコンテキストプロトコル (MCP) サーバーである CloudWatch MCP と Application Signals MCP をリリースしました。これにより、AI エージェントはオブザーバビリティデータを活用し、会話型インターフェイスを通じて自動トラブルシューティングを行うことができます。これらのオープンソースサーバーにより、AI アシスタントは AWS 環境全体のメトリクス、アラーム、ログ、トレース、サービスヘルスデータを分析できるようになるため、開発者が複数の AWS コンソールを手動で操作しなくても、インシデント対応と根本原因分析を合理化できます。
Oracle Database@AWS
7 月 13 日、Andy Jassy が Oracle Database@AWS を構築するための Oracle とのパートナーシップを発表したようです。Oracle Database@AWS は、AWS データセンター内の Exadata インフラストラクチャ上で Oracle データベースを直接実行し、AWS と Oracle の統一されたエクスペリエンスを提供する共同提供サービスです。先週、Oracle Database@AWS は一般公開リリースで重要なマイルストーンに達しました。現在、米国東部 (バージニア北部) および米国西部 (オレゴン) リージョンで利用することができ、今後さらに世界の 20 のリージョンに拡大する予定です。
さらに、VPC Lattice は Oracle Database@AWS のサポートを追加し、VPC とオンプレミス環境のアプリケーションと Oracle データベースネットワークとのシームレスな接続を実現しました。この統合によりネットワーク管理が簡素化され、複雑なネットワーク設定を必要とすることなく Oracle Database@AWS から Amazon S3 や Amazon Redshift などの AWS サービスに安全にアクセスできるようになります。
つまり、Oracle データベースのワークロードの移行を考えているなら、Oracle Database@AWS を検討する絶好の機会です。最小限の変更で、素晴らしい道を切り開くことができるからです。
その他のハイライト
その他にも、多くの方が喜ぶと思われるリリースをいくつかご紹介します。
- AWS Config が 12 種類の新しいリソースタイプのサポートを開始 – AWS Config では、BackupGateway、CloudFront、EntityResolution、Bedrock などのサービス全体で 12 種類の新しいリソースタイプのサポートを開始し、モニタリング機能が拡張されました。すべてのリソースタイプで記録を有効にしている場合、これらの追加は自動的に追跡され、AWS リソースの発見、評価、監査の能力が向上します。
- Amazon SageMaker Studio が Visual Studio Code からのリモート接続のサポートを開始 – Amazon SageMaker Studio は Visual Studio Code からのリモート接続のサポートを開始しました。これにより、開発者は SageMaker のスケーラブルなコンピューティングリソースを AI 開発に活用しながら、使い慣れた VS Code セットアップを使用できるようになりました。
- AWS Network Firewall: すべてのリージョンでネイティブ AWS Transit Gateway をサポート – AWS Network Firewall では、サポートされているすべてのリージョンで AWS Transit Gateway とのネイティブ統合が可能になり、VPC とオンプレミスネットワーク間の直接接続とトラフィック検査の簡素化が実現されました。この統合により、専用の VPC サブネットとルートテーブルを管理する必要がなくなるとともに、マルチ AZ の冗長性が提供され、セキュリティと信頼性が向上します。
AWS の今後のイベント
AWS Summit New York – これは間違いなく視聴すべきイベントです! 定員に達したため、登録は締め切られましたが、すべての発表とリリースをライブで視聴できます! ネタバレするつもりはありませんが、エキサイティングな内容が多く含まれていますので、ぜひチェックしてください。
AWS Gen AI Lofts – AWS Gen AI Lofts は、生成 AI への取り組みを探求したい、または発展させたいと考えている開発者やビジネスリーダーを対象に、ハンズオンワークショップ、エキスパートによるガイダンス、ネットワーキングの機会を提供する、複数日にわたるイベントです。これらのイベントは、サンフランシスコ、ベルリン、ドバイ、ダブリン、バンガロール、マンチェスター、パリ、テルアビブなど、世界中の複数の場所で開催され、生成 AI の採用を加速させる機会を提供しています。
7 月 14 日週のニュースは以上です。 7 月 21 日週に、その他のハイライトをお知らせします。最新リリースを取り上げるので、ぜひ AWS に関する最新の知識をご覧ください。
Matheus Guimaraes | @codingmatheus
原文はこちらです。